解消法 足首のむくみを解消する対処方法や... | 色々な対処方法や対策・原因・解決・特徴 解消法ボックス

ダイエットをしている女性のなかには足が太いことを悩みにしていることがあります。しかし、いくらダイエットをしてもなかなか足が細くならないケースがあります。その場合は肥満が原因ではないからです。太い足の原因の一つに肥満の他にも足首のむくみがあります。では、むくみとは何なのでしょうか。簡単にいえば、一部部分に水分や老廃物が蓄積した状態を示しています。

一方、肥満は脂肪が蓄積された状態です。どちらも、パンパンに膨れ上がった状態となり、それが足を太く見せてしまうのは共通しています。イメージするならば、風船に水を入れて水風船になった状態です。しかし、原因も対処法も違います。

そのため、必死にダイエットして脂肪を減らしたからといって、足が細くなるとはかぎりません。またむくみは太くなるだけではありません。先ほど水風船に例えましたが、水風船は重く感じます。同様に足も重く感じてしまいます。むくみが原因で運動不足になって、肥満になってしまうケースもあります。

そのため、太い足を気にしている女性だけでなく、足首がむくんでいる人は、それに応じた対処法を講じなくては意味がありません。そこで、ここでは足九部のむくみの症状、対策、解消法などを述べていきます。正しい知識と対処法を知り、実践していけば決してむくみは怖いものではありません。美しい足を手に入れるためにも、いつまでも健康な生活を持続するためにも知っておいた方がいいです。

むくみの症状の一つにまず大切なのはむくみであるかどうか判断することです。足首の特徴の一つに足が太く見えることです。でも、なかには太くないけどむくんでいるケースもありますし、太いけど肥満であるケースもあります。太いからむくみとは限りません。でも、簡単にむくみをチェックする方法があります。

まず、ふくらはぎを指で凹むくらい30秒くらい押さえ続けます。そのとき痛みが出るほど強く押さえる必要はありません。むくんでいない人はすぐに元に戻りますが、むくんでいる人はすぐに元に戻りません。では、むくみの原因と言うと水分や老廃物が蓄積されてることです。さらに言うと血流が悪い、血中のナトリウム量が多い、腎臓や肝臓の病気などが挙げられます。

病気の場合は医師の元で治療しなければなりませんが、血流とナトリウム量が原因のむくみは生活を見直すことで改善するケースがほとんどです。なぜ血流が悪いということは、体の一部に血液が滞っていることとなります。つまり、足に血流が停滞しているため、そこにむくみが生じてしまいます。

一方、人体にとってナトリウムは重要なミネラルであり、簡単に体内から排出されません。そして人体はナトリウムの濃度を調整しようとします。簡単にいえば、ナトリウムが多いと大量の水で薄めようとします。大量の水を体内に取り込むことで、むくみになります。そのため、血流が悪いと部分的にむくみますが、ナトリウム量が多いと全身がむくむ傾向にあります。

では、どのようにしてむくみ対策をすればいいのでしょうか。血流の悪化が原因のケースでは、大きく2つの理由があります。一つは長時間同じ体勢でいることです。たとえば、座ったままだと太ももの血管が圧迫されてしまうため、足の血流が停滞します。逆に立ったままだと重力によって血液が下半身へ向かってしまいます。

立ち仕事を続けていると足がむくんでしまうのはこのためです。それを改善するには、定期的に姿勢を変えて適度に動くことです。姿勢を変えることで圧迫されていた箇所が解放されます。動くことで全身の血流が高まり、足の血液も循環するようになります。その運動が不足しているのが血流の悪化でもあります。

基本的には血流は心臓によって促されます。しかし、下半身から上半身へと血液を送るときは重力に逆らわなければいけません。そのため心臓の力だけでなく足の筋肉も使っています。その足の筋肉が運動不足によって低下して、ポンプの役割も果たしにくくなっています。つまり、運動して足の筋肉をつけることも大切です。と言っても、ジョギングやウォーキングといった簡単な運動で十分です。

そして、もう一つの原因であるナトリウム量は主に食生活に起因しています。主に塩分(塩化ナトリウム)の過剰摂取が原因です。減塩の食事を控えることが大切です。また野菜などに多く含まれているカリウムムは余分な塩分を排出してくれる働きがあるため、むくみ解消に効果があると言われています。

今まではむくみの対策を述べてきましたが、即効性があるわけではなく効果を得るまでには数週間から数ヶ月かかってしまいます。その間は、足は太いままですし、痛みで苦しむこともあります。でも、根本解決ではないにしろ、応急処置で解消する方法がいくつかあります。その一つは上記でも述べたように、定期的に運動することです。

全身の血の巡りが良くなって足の血流も改善します。同じ理由でマッサージすることでむくみを和らげることもできます。つま先から足首・ふくらはぎへと絞り上げていくように揉んでいくと、余分な水分や老廃物も上へと押しやられていきます。元々足の芯のほうにつま先へと流れる動脈があり、その外側に上半身へと流れる静脈があります。

外側にある静脈だけをマッサージすればいいため、さほど力を入れる必要はありません。またむくんでいるところを均等に圧迫することで解消する方法もあります。たとえば、ストッキングを穿くと下半身全体を圧迫します。圧迫された分だけ、水分が上半身へと移るわけです。

最近ではむくみ解消用のストッキングも発売されているため、それを活用するのも一つの手段です。ただし、これはあくまで一時的にむくみを解消するだけで、何の解決にもなっていません。きちんと食事や運動などを取り入れて改善していくことが何よりも大切となります。むくみは体に何かしらの異常が起こっているシグナルだと思って、放置しないように心がけなければなりません。

以上はむくみになったときの対策・解消法ですが、一番の理想はむくみにならないことです。その予防方法は至ってシンプルです。お酒を飲みすぎない、塩分の濃い食事を摂らない、適度な運動をする、規則正しい生活リズムを整えるといった具合です。多くの人々がイメージする健康な生活こそが実はむくみの予防法そのものとなります。

ただし、むくみに関して注意しなくてはいけないことがあります。それは病気によるむくみです。多くのむくみは日常生活を見直すことで改善することが多いですが、なかには病気による症状として表れることもあります。例えば、静脈瘤やリンパ浮腫・心不全・肝硬変など血管や臓器の病気が挙げられます。

それらは日常生活で改善できるものではありません。ただのむくみだと思って放置していると病気が悪化することもあります。そのため、きちんと医師の判断の元で適切な治療を受けることが重要となってきます。そのためには一にも二にも健康診断を受けるべきです。多くの場合、この健康診断で病気が発覚します。

会社員ならば定期健診を受けるため、発覚しやすいですが、個人経営者や専業主婦や高齢者はあまりその機会がありません。一年に一度は健康診断を受けるようにするのが大切です。また定期健診以外でも、どうしてもむくみが続いたり酷い状態であれば、病気の可能性があるため迷わずに医師に相談するべきです。むくみ以外の症状がないときは、内科で診断してもらうのが一般的です。