解消法 簡単に猫背を解消する対処方法や対策・原因・特徴について
猫背とは
多くの陸上の哺乳類は四足歩行をしています。人で言う手も足で前足、後ろ足で歩行をします。人のように二足歩行を日常的に行っている動物はほとんどいないとされています。ニホンザルであったりゴリラ、熊などにおいては二足歩行は可能ですが日常的にはやはり4足で歩行をしています。人が二足歩行をする時に問題となるのが頭になります。
体の中からするとそれほど大きく内容に見えますが非常に重たい部分です。特に人の場合は脳が大きいのでそれを支える必要があります。そのために首の骨であったり背骨などは重さを支えるようになっていると言われています。きれいに立ったときには背骨はSの字を書くように曲がった状態になっていますが、それによって頭を体の中心に置くことができるようになります。
重たい頭でもふらふらすることはありませんし、体に負担をかけることもありません。しかしある姿勢のときには少し事情が変わってきます。頭が体の中心よりも外れる場合です。頭が体より前方に行くとそれにしたがって背骨などは後ろに突き出すように曲がります。
これが猫背の状態とされます。重たい頭が体よりも前にありますから、首の骨や背骨、腰、あらゆる部分に負担がかかるとされます。人によってはこの姿勢の方が楽に感じることがあり、日常的にこのようになってしまっていることがあります。体に負担がかかり続けることがあり、体調に影響することがあるので気をつけなければならないとされます。
猫背の特徴(症状)や原因
猫背の特徴は横から見ると頭が体の中心よりも前になっています。体の中心には首が来ていて、本来まっすぐの首が曲がっています。きれいに直立する場合首からまず前方に背骨が曲がり、その後腰の辺りで後方に曲がるようになっています。しかしSは見事に崩れて背中の部分が丸まっているように見えます。これ自体は特に病気で起こっているわけではありません。
個々の人が自然に楽な姿勢としてそれを選んでいるとされています。一旦この姿勢をとってしまうとそれを続けてしまうことがあり、指摘されないとわかりにくくなります。また指摘されてもすぐに直すことができるわけではありません。この状態が続くことで起こる問題としては全身が凝る状態です。
本来あるべき位置に骨や筋肉がない状態になるので、引っ張られたりすることで緊張をします。肩こりであったり、腰の凝りなどについては猫背が原因の一つとされています。このようになる原因としては、子供の頃からこの姿勢を取り続けていることがあります。あるときにたまたまこの姿勢をとった時に改善されないままになったのかも知れません。
昔の子供の写真といえば背筋を伸ばして正しているものが多いですが、今は机に近づくようにして勉強している子が多いです。一生懸命勉強をするのはいいですが、教育環境なども影響しているのかもしれません。学校や自宅などにおいて背筋を伸ばして座ることが正しいことについて教えられないこともあります。
猫背の対策
猫背にならないための対策は子供の時にありそうです。子供の時に正しい姿勢で授業を受けさせるような教育をするのが最も良い対策になるでしょう。体操競技であったりバレエ、日本舞踊や茶道など伝統的なことを学んでいる人も非常に姿勢がいいです。こういった人は悪い姿勢について正すように言われます。
かなり厳しく言われているからこそ大人になってもその状態を保つことができます。しかし今の子供は言われません。親自身が猫背であれば子供にわざわざいうことはないでしょうし、学校においても多くの子供がそのような姿勢だと一人一人を正すこともありません。塾などでも一生懸命勉強はさせますが姿勢を良くして勉強をしなさいとまでは言われません。
この辺りにおいてきちんと指導がされるようになればならないようにすることができそうです。更に問題としては携帯電話やスマートフォン、ノートパソコンがあります。デスクトップパソコンはまだ画面を目線の高さに合わせることができますが、その他の機器はすべて目線よりかなり下を見ながら操作をします。
画面の様子を見ようとすると自然に顔が前に行くのでその体勢になりやすくなります。子供がこれらを利用するようになると余計にこの姿勢が強くなる可能性があります。せっかく正しい姿勢をしている人でも、スマートフォンを資している時だけ悪い姿勢になっていることがあります。便利な道具ですが、どんどん悪い姿勢の人を生み出しています。
猫背の解消方法
猫背の解消方法としてはまずは猫背であることを知ることです。ひどい人は見ただけでわかりますが、多くの人はパッと見ただけでは一般の人と同様に見えます。鏡に映っている自分の姿を見て認識することはありません。最もいいのは鏡に映る自分の姿を見てだらしないと考えさせることです。女性であれば誰もが美しくなりたいと考えるでしょうが、姿勢が悪いとそのようには見えません。
美しくなるために良くしようと自ら変えようとします。男性にしても男らしく見せるには胸を張った状態の方がいいでしょう。だらしない格好ではよく見られません。今のところは健康診断などでこれを診断してくれたりはしません。
こういったところで診断をして姿勢を良くした方がいいと言ってもらえると治そうとする人が増えるかもしれません。整骨院に肩こりや腰痛を治してもらいたいと行った人がそちらで指摘をして改善しようとすることがあります。解消方法としては意識をして背筋を伸ばすことです。背筋が伸びれば自然に背骨がS字を描くようになり、頭も正常な位置になります。
これが原因による肩こりや腰痛なども軽減していくかもしれません。その他には壁などに背中を付けてみることがあります。身長を測るときには壁にぴったり付けるようにします。かかと、おしり、肩、頭などを壁につけていきます。こうすることによっても正しい位置を知ることができます。後はこの姿勢をキープすることです。そのほうが楽なことを知ることです。
猫背のまとめ(未然に防ぐ方法など)
猫背を未然に防ぐ方法は自分自身で意識をすることでしょう。多くの人は子供の時期にこの姿勢が楽と考えてそのまま大人になっています。そのために防ぐ前にその状態いなっていることが多くなっています。勉強をするときの姿勢がそのようにしていますし、日常生活ではIT機器を使うときにそのような姿勢になっています。
椅子に長時間座るような場合は明らかに背筋を伸ばしていたほうが楽です。それがわかる人は自分から猫背になろうとはしません。後は人が指摘をすることです。あまり姿勢が良くないなどと指摘をします。会社などでは営業先に態度の悪い人を連れて行くことはできません。もっと背筋を伸ばして歩くように、座るようにと上司などがいえばその部下たちは背筋を伸ばして活動するようになるでしょう。
スマートフォンや携帯電話を利用する時間を制限することで防ぐことができるかもしれません。親としては子供にいつそれらをもたせるかを考えることがあります。小学校には持っていけなくても塾や外出時には持たせたい場合があります。
ただし持たせるようになれば長く使うようになり、そのうち姿勢が悪くなります。あまり早いうちから渡さないようにして、持たせるとしても時間を制限すれば悪い姿勢が続かなくなります。後は親が姿勢が悪いことを指摘することです。親が同じように姿勢が悪ければ子供も同じようにします。親が見本になって背筋を伸ばすようにすれば、子供も良い姿勢を真似します。
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