幼児の癖を解消する対処方法や対策・原因・特徴について
幼児の癖とは
幼児の癖とは小学校に入学する以前の子どもが、普段無意識のうちに出る癖のことをいいます。幼児の癖には いろいろありますが、特に多いのが爪噛みや指しゃぶりといった癖ではないでしょうか。 癖を持つ幼児期の子どもは、幼稚園や保育園などで友達と遊んでいる時よりも、一人でいるときなどに大抵現れてくることが多いのです。
大人に「爪を噛んだらだめ。」とか「指をしゃぶったらだめよ。」と注意されても一時的にやめることはあっても、時間が経つとまた同じ行動を繰り返していることが多いのです。幼児の癖は何も爪噛みや指しゃぶりといったことだけではありません。例えば、まばたきの回数が多いとかやたらと咳払いのような声を出していることがあったら、それはチックの症状かもしれません。
こういった幼児の癖が出ると、ほとんどの親は「何かあったのではないだろうか。」と心配になる人も多いでしょう。もちろん、子どもの心の叫びが体の異変として現れてくる場合もあります。しかし成長過程のものである場合も多いので、一概に子どもからのSOSとは限らないのです。
しかし、そのまま放っておくのもよくありません。子どもがどんなときにその癖が出てくるのか、よく観察しておくことも大事なことでしょう。そのままにしておくと、後々とんでもないことになってしまう場合も考えられるからです。意外と幼児期に多い癖でもあるので、ほかのお母さんたちと情報交換するのもいいかもしれません。
幼児の癖の特徴(症状)や原因
幼児の癖の特徴や原因とは、だいたい幼児の癖が現れるのは何かぼーっと考え事をしているときです。遊びに夢中になっている時やおしゃべりをしているときには、爪噛みや指しゃぶりといった癖はあまり見られません。一人で一点を見つめるように何か考え事をしているように見えるときに癖が出てきてしまうのです。
チックの場合はその逆の場合があり、一人遊びをしているときはチックの症状が見られないのに、人前に立つと途端にまばたきの回数が増える子供も見られます。幼児の爪噛みや指しゃぶりといった癖は、心のどこかで寂しいという感情が出てきたときに癖となって現れることが多いようです。
例えば、母親が仕事で忙しくあまりかまってもらえないとか弟や妹が生まれたといったときなどに症状が現れることが多いのです。またチックの場合は、緊張状態のときに出てくる場合も多く、人と会話をしたりみんなの前で発表したりしなければならないときにチックが出ることが多いのです。ですから、これらの癖は成長過程というよりは心理的に大きく左右されていることも多いので特に注意が必要でしょう。
たかが癖だと侮ってはいけません。その癖が何か心理的なサインかもしれないからです。特にうまく説明することができない幼児期の子どもは、無意識のうちにストレスを抱え込んでいる場合があります。ですから大人が子どもの異変に気付き、いち早くその原因となるものを突き止め、排除していかなければならないでしょう。
幼児の癖の対策
幼児の癖の対策としては「いけません。」とか「やめなさい。」といった言葉をかけてはいけないことです。子どもは爪噛みや指しゃぶりをしることでストレス発散しているとも言えますので、そのストレスのはけ口をうばってしまってもまた別の形で現れてくるからです。だからといって、爪噛みや指しゃぶりを放っておきなさいということでもありません。
例えば、「爪の中にはばい菌がいるんだよ。」とか「手にはばい菌がたくさんついているから、指をしゃぶっているとおなかが痛くなるんだよ。」といったように具体的に声をかけて、やめるように促していくことが大事です。その癖を見かけたら、優しく声をかけ続けることで自然と出なくなる場合もあります。
チックの場合は体に表れている症状なので、指摘してもよくなりません。まばたきを我慢することはできませんし、かえって注意することで症状がひどくなることもあるのです。これらの癖を「いけないこと」と捉えさせてはいけません。「自分がやっていることはいけないことなんだ。」と思わせることは癖を直すことにはつながらないからです。
特に癖を注意してなかなかよくならないからと言って、激しく叱りつけることだけは絶対にやってはいけません。子どもの心にふたをしてしまうのと同じことだからです。声をかけるとしても、優しく声をかけていきましょう。ストレス発散はほかの遊びを通してもできることなので、うまく癖を矯正する方向にもっていかねばなりません。
幼児の癖の解消方法
幼児の癖の解消方法とは、癖そのものを直すことももちろん大切ですが、子どもがどんな理由からその癖が出てしまっているのか、ありとあらゆる視点で考える必要があります。こういった癖が出始めると、とにかく他人のせいにしてしまうことがあります。
「幼稚園や保育園の先生が厳しすぎるからでは。」とか「友達からいじめられているのかも。」などといったように、外部に理由を求めたがるのは仕方がないことなのですが、一度家族の生活を振り返ってみるのも大事かもしれません。両親のどちらか一方やまたは両方とも子どものしつけに厳しすぎたり、忙しいあまり子どもとゆっくり触れ合う時間がなかったりすることも原因となることもあります。
また、夫婦げんかが日々耐えないと、子どもが不安に思って落ち着いていられないといったことも理由として考えられるのです。ですから解消法としては、子どもにとって何が原因なのかじっくり考えてみる必要があるでしょう。そして思い当たる節は一つずつ取り除いてあげることが大切です。
常に子どもが落ち着いて過ごすことができるように配慮してあげることで、平常心を取り戻し心が安定してくるのです。そうすれば気になる癖も解消されるでしょう。また、チックのように緊張が原因の場合も子どもに自信を持たせることです。やればできるといった自信につながる声かけをしてあげることが大事なのです。そうすることによりチックの症状も出なくなっていくでしょう。
幼児の癖のまとめ(未然に防ぐ方法など)
幼児期の癖を未然に防ぐ方法やとまとめとしては、気になる癖が目につくようになったら無理にやめさせないことです。少しずつ言葉をかけてあげ、ほかのことに集中できるような環境作りをしてあげましょう。幼児の癖は心のサインの場合も多いので、「うちの子はいつまでも赤ちゃんみたいだから。」と放っておいてはいけません。
あまり過剰に気にしすぎるのもよくありませんが、子どもの様子を見守って行くことが何よりも大事です。子どもは「自分は愛されている、自分はやればできる。」といった自己有用感を感じることにより心もぐんと成長します。周りの大人が自立を促しながら、子どもを見守りその手を離してはいけないのです。
幼児の癖がストレスを発散させる成長過程の一つとして現れる分はいいのですが、中には子どもの頃の心のストレスが発散できないまま思春期を迎え、手をつけられない状態になってしまうこともあるのです。ですから、周りの大人は子どもを温かく見守り、常に子どもが平常心でいられる場所をつくっておくことが大事なのです。
子どもがよりどころとなる場所があれば、もしストレスを感じるような場面に遭遇しても必ず乗り越えられます。一番身近にいる親が、一番に子どもを理解し支え、認めていくことが何よりも大事なことでしょう。子どもがその困難を乗り越えられたとき、癖が見られなくなるのです。それは子どもの成長の一つであり大変喜ばしいことでもあるのです。
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