解消法 きつい肩こりを解消する対処方法や... | 色々な対処方法や対策・原因・解決・特徴 解消法ボックス

日本人にとても多いと言われる肩こりはどうして起こるのでしょう。その主な原因は、筋肉の緊張による固まりと言われています。長い時間座りっぱなしでパソコンを扱う仕事や同じ姿勢を続ける長時間の運転などは、肩こりに繋がります。他にも真冬の寒さで体がこわばることにより肩こりになると言うケースもあります。

それは、血行不良から起こる肩こりが考えられます。血行が悪くなると疲労が蓄積して硬くなった筋肉が、周辺の血管を圧迫することにより血流を妨げます。それにより筋肉中の乳酸値が高くなり、酸素量が減り筋肉が固くなって原因に繋がります。この悪循環で肩のこりはさらに悪化する、慢性化するということになります。

また筋肉の固まりだけではなく、末梢神経に傷がつくことでおこる肩のこりもあります。末梢神経とは脳などを除く全身にある神経です。圧迫されたり血流が悪くなることで傷がつく場合があります。そうするとじーんと痛みを覚えることがあります。この痛みは揉んだりほぐしたり、またストレッチなどをしても緩和されることがありません。

肩こりとはこのような原因で起こるものですが、普段の生活の改善やちょっとしたことで起こりにくくすることも出来ます。ですが、その肩のこりがなぜ起こっているのかを知らなければ解決策は分かりません。肩こりは一生ものとあきらめずに、自分に起こっている肩のこりは、どの様なことが原因なのかや対処法、解決法を知っておくことが大切です。

一見同じような症状でもその肩のこりの原因は様々です。大きく分けて「筋肉疲労」「血管・神経」「歯や顎の関節」「頸部・胸の臓器」のいずれかに問題があるというケースがあります。一番多く見られるのは筋肉疲労による肩のこりでしょう。この場合、肩がガチガチに固まり重く、だるい症状があります。きつい症状を感じたときなどは息がしにくい状態になることもあります。

筋肉疲労を起こす原因とは、極度の緊張状態や負荷のかかりすぎ、寒さや体が硬いということからくる血行不良が考えられます。血管や神経に問題がある場合は、頭から背骨にかけてズッシリ重く、首をギュッと捕まれたような痛みを感じます。またキツイ場合は、起きていることも困難な状態に陥ります。

歯や顎に問題がある場合は、肩が重い・だるいなどに加えて口を開けることが困難になる、痛くて開けられないという症状が見られます。これは歯のかみ合わせなどが悪く、顎の回りの筋肉が固まり、そのために関節がずれてしまっているという原因が考えられます。

頸部・胸の臓器にトラブルが起きている場合でも肩こりを感じることがあります。この場合は主に肩胛骨当たりに違和感を感じ、マッサージをしてもストレッチをしても一向に改善しないという場合にはこの可能性を考えましょう。その臓器は、肺・心臓・頸部その他には甲状腺などが原因になる場合が多いでしょう。その周辺の痛みやコリだけではなく重く辛いようならすぐに医療機関で診察してもらうことをお勧めします。

肩がこらずに軽くなればどれだけ良いか、と肩のこりで悩む人々全員の希望ではないでしょうか。しかし思うだけではその「軽い肩」を手に入れることは出来ません。日々の生活を見直し、出来る限り近づけないようにすることがその「軽い肩」になるための近道と言えるでしょう。まずはデスクワークの方やドライバーの方などは、定期的な休息を取るようにしましょう。

椅子や座席から立ち上がり、遠くの緑を見ることや軽いストレッチをするのがお勧めです。目や体をリセットすることで、疲れを蓄積しにくくなります。また鞄などを持つときも要注意です。人は誰でも「利き肩」があります。右の手で持つのが楽・左の肩にかけるのが楽という風にいつも同じ方向で持っていることが多い傾向にあります。

しかし一定の肩に負担をかけ続けるとそれが肩のこりに繋がります。一日おきに利き肩を変えるように心掛けてみましょう。また血行不良が原因の場合には、食事が大切です。体を温める効果の高い食物を摂るようにしましょう。例えば、根菜や芋類などまたショウガやワサビといったものも効果的です。他にも肩こりに効くと言われている栄養素があります。

ビタミンB1・ビタミンEなどのビタミン類は肩こりだけでなく体全体のバランスも保ってくれるのでお勧めの栄養素です。しかし何より大切なのはストレスを溜めないことでしょう。ストレスにより血圧が上昇し肩こりに繋がるというデータもあります。ストレスは万病の元です。楽しいことばかりの人生ではないでしょうが、出来るだけくよくよせずリラックスすることを考えるようにしましょう。

肩の重だるさを解消するには、マッサージがかかせません。しかしツボ押しやストレッチなどを日常的に行うことで突然腕が上がらないといったキツイ肩こりになることを防げます。仕事中でも簡単にできるものならいつでも行うことが出来るのでお勧めです。例えば「合谷」は頭痛になども効く万能なツボとして有名です。

親指と人差し指の間にあり手を広げると少し盛り上がっている付近にあるツボです。人差し指と中指の間に「頚頂点」があり押すと気持ちの良い箇所があるのですぐに分かります。他にも首の後ろ側、首と頭の境にある「風地」は一息つきたくなるほど気持ちのよい肩こりのツボです。また肩胛骨のちょうど真ん中の下側にあるツボは、ピリッとした痛みを伴う肩こりのツボです。

このように多くのツボがありますので、すべてを少しずつ触っておけば大きな対策になり、解消することが出来ます。ツボ押しがすめばストレッチでだめ押しです。日頃から体が固まっている肩は、だるいかなと思ったときには必ずストレッチで体を解放しておきましょう。ストレッチはよいと分かっていても何となく続かないという方も多いでしょう。

でも気になったときから始めても効果はあります。諦めずに体をほぐして上げましょう。まずは肩胛骨を意識したストレッチが効果的です。タオルを方の幅でもって腕を後ろに回しましょう。コレを数回行うだけでもゴリゴリと音がするほど喜入いるのが分かります。両肩をぐーっと上に上げてから一気に力を抜くストレッチも、緊張と緩和を交互に行うことが出来て有効です。

肩こりの主な原因は筋肉こわばりと血行不良です。この二つを持たないためにはまず、毎日の生活を見直す必要があります。筋肉が固まってしまうのは、姿勢の悪さも原因になります。歩くときなどは顔をまっすぐあげて背筋を伸ばして正しい姿勢で歩くようにしましょう。またパソコンなどを使う仕事をする方は、座り方も気をつけなければなりません。

今では背筋を伸ばし正しい姿勢をキープするための座椅子などもあります。長時間の姿勢は、とても影響があります。ここを見直すだけでも十分効果が期待出るでしょう。他にも筋力を付けることなどもお勧めです。重い荷物をもつことが多い、負荷がかかる仕事をしている場合は筋肉量が少ないためにその重さに耐えられない場合があります。

肩などに筋力を付けることで少々のものなら、耐えられる体を作ることが出来ます。そして一番改善したいのは、睡眠です。一日の大部分を睡眠に費やすため、その時間にどの様な姿勢でいるかがキーポイントになるでしょう。枕は高すぎず、低すぎず頭を水平に保つことが出来るものを選びましょう。

枕だけではなく、マットレスなども柔らかすぎると体が沈み込み背骨にも影響があります。快適な睡眠を手に入れることが、何よりも大切なことと言えるでしょう。ストレスを抱えているならまずはメンタルを鍛えるのも良いのではないでしょうか。くよくよせず真っ直ぐ前を向いて進む、このことが一番の特効薬かも知れません。